みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は日本人に刷り込まれてしまっている、日本人の英語力向上を妨げている、あるしつこい呪縛からの脱却がエピソードテーマです。この脱却をすることで、ネイティブ感覚の文パターンの変遷が自らのものになります。これこそが英語力です。では本物の英語力を身につけるためのエピソード475スタートです。
本日も英語学習してるサトル君です。
これが見てる文ですか。
ありゃ、どうしたのでしょう?
なるほど、そういう人がサトル君のまわりに、いっぱいいるのですな。日本人は for を「~のために」というテイストで刷り込まれるので、どうしてもそうなってしまいます。
ここはこの文の形成過程を、しっかり見ていきましょう。
これが別の王権停止技バージョンの文です。
接続詞 that が王権停止しています。OKです。
おおっと、接続詞 that による王権停止がイヤになってしまいました。ワンパターンぎらいのネイティブの方々ですな。
おっと、それはそうと王権停止技がなくなったので、王がふたりになってしまいました。これはまずい。この文は爆発崩壊する寸前です。
セーフ、危ういところで、不定詞 to が王権停止しました。これにて緊急事態の対処はできました。
ただ to王権停止になると he がバカバカしくてやっていられません。接続詞 that のときはまだ 王の面影 は残ってましたが、不定詞 to 王権停止になると
ちゃんとした文を心に浮かべる気分が崩壊
します。ちゃんとした文のスタートの he なんて気分ではなくなり
後ろのほうにある him
がネイティブの心に浮かびます。
おおっと、ここで謎のネイティブ男の乱入です。him だけでは「技感」が足りない、もの足りないとのことです。そのため for がネイティブの心に浮かんでしまいます。この場合の for のテイストは「~には」、「~にとって」です。
最終的な形はこうなります。
今回のパターンでは原型の接続詞バージョンでは he
なので、for him になっても
「彼が」
テイストで振り切ります。まちがっても「彼のために」テイストなんかではありません。
もとは he です。
それでは今回はこれにて。
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