みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は小学6年生を指導していて遭遇したケースを、エピソードテーマにお届けします。時代は大きく変貌しています。小学生とはいえ、英検3級を受験する時代です。英検3級とは関係代名詞、間接疑問文まで試験範囲に入ります。中学卒業レベルですから。関係代名詞、間接疑問文となると
英語活動という名の
歌うたい、ゲーム、会話フレーズ音読
なんざまったく通用しません。通用したらたいしたもんです。英文構造の深層まで解明し
それを小学生が吸収できるように解説できる
真の文法超人の指導が必要です。そうした厳しい状況下にある小学生が関係代名詞、間接疑問文の前にぶつかる障壁、それが現在完了です。ではワーグナーミトミ地動説英文法エピソード1142スタートです。
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やっ、やめてくださいっ!コレは不適切です!
ええ、その通り不適切です。我々は正しい方向になど導かない。我々が目指す先のあるのはただ一つ。 真理だ。
~ヨレンタに地動説の存在を告げるバデーニ~
―ーーーーーー(注1)
ほいさ、こいさ、本日も英語学習してます、サトル君。
あらら?どうしたんだ?
やっぱりそれですか。
特にそれですか。
たしかに突然 have been では「はて?」となりますな。ここはきちっと手順を踏みましょう。
これがスタート文ですな。
is 動詞(王)太陽
という文構造です。あとは冠詞だ、名詞だ、副詞だ、のザコです。ただこのスタート文では
~です
という現在テイストだけです。
~これまでにーあります
とか
ずっと~です
といった完了群テイストはありません。そこで英語ネイティブの方々の心に
have が飛来してきます。しかーし、この have も 動詞(王)太陽 だぞー。
have が到着、状況に合わせて has になりました。
has 動詞(王)太陽
is 動詞(王)太陽
という文構造です。太陽系に太陽がふたつあります。こりゃ生存不能。
太陽系に太陽がひとつ
という英語ネイティブの方々の英語本能が無意識に機能し、is を been にしてしまいます。
has 動詞(王)太陽
been 過去分詞で動詞停止(王権停止)惑星
という文構造です。太陽系に太陽がひとつです。生存可能です。生存可能な状態の英文を発信するのが、英語本能を生まれつき所持する、英語ネイティブの方々です。
これが正しい動詞の活用です。天動説英文法ではこれを
is was been
としてしまっています。過去分詞の been まで赤。そのため
have been
の have を
助動詞にしてしまっています。大西泰斗氏の見解では
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現在完了形は「have +過去分詞」。この have は助動詞ですが、動詞の have と同様に、三人称単数( I, you 以外の単数)が主語の場合は has となります。
―ーーーーーー(注2)
現在完了形の have は助動詞です。
関正生氏の見解も
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疑問文:have を文頭に出す ※現在完了形 have は「助動詞扱い」
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現在完了形の have は助動詞です。
can have
have been
このふたつが同じ文構造になってしまっています。これが混乱を引き起こします。なにより
過去分詞を動詞にしたり、しなかったり
による混乱による被害が甚大です。現在は学習する文が早い段階で4行、5行ピリオドなしになっていくので「もーたまらん」となります。(注4)過去分詞は
いついかなるケースでも
例外なく動詞ではありません。
それでは今回はこれにて。
英語の検索はワーグナーミトミで。
(注1)「チ。ー地球の運動についてー」第3集 魚豊 小学館 2021年 P78
(注2)「一億人の英文法」大西泰斗 / ポール・マクベイ 東進ブックス 2012年 P565
(注3)「真・英文法大全」関正生 株式会社KADOKAWA 2022年 P70
(注4)天動説英文法に基づく英検1級合格対策を指導されている方、4行、5行ピリオドなき英文に「もーたまらん」状態でした。ところがワーグナーミトミの小学生の息子の指導を通してワーグナーミトミ地動説英文法を知り、「これはすごい、英文構造まる見え!」と大喜びです。