ミトミの あれ?AS~,SO~構文は全王権停止状態なのか?

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は教科書や参考書に記載されている頻出慣用構文を、ワーグナーミトミ独自のオリジナル手法により、その文構造を解析していきます。こうして慣用構文としてなんとなくスルーされているケースを、詳細に検証していくそのプロセスを通して、ネイティブ感覚で英語を体得していく経験をもつことができます。この体得経験こそが、真の英語力の習得になっていきます。それではネイティブ感覚を体得していく、エピソード437スタートです。

サトル君です、本日も英語学習してます。

何かにでくわしたようです。

この文ですか。

~のように、そのように~です

というテイストの文です。

as~,so~

として参考書に記載されています。

おお、さすが!なぜか偶然の運命の導きで?ワーグナーミトミ英語を路上で習得しつつある、奇跡の英語学習少年サトル君、目のつけどころが違います。

この文はすべての

王(王権停止力が及んでいない動詞)

の王権が停止されてしまった

全王権停止

の文なのでは?と思ったのですね。

なるほど、

接続詞  as が前の enjoy の王権を停止

接続詞    so が後の enjoy の王権を停止

しているように見えます。これは

王ふたり

と同じく文が死滅する 全王権停止なのかー?

あら?ここでサトル君が疑問にぶち当たると、なぜか都合よく偶然通りかかる哀愁の英語コーチが来ました。

え、「文のはじめの so と同じ」、ですか。この件を検証してみましょう。

これは、文のはじめの so  ではないです。前の文にさらに文を続ける、基本形の 接続詞so です。

基本通り、接続詞のもつ王権停止力で eats の王権を停止しています。王は likes ひとりです。OKです。

これはそれぞれ独立した、ふたつの文です。ピリオドがあります。このケースでは、so は王権停止力を発動しません。単に そんで~ という つなぎテイスト 出してるだけです。

ここで so が王権停止力を発動したら、唯一の動詞である eats の王権が停止してしまいます。これは

ひとり全王権停止

というバカバカしくも恐ろしい状況です。そんなバカバカしくも恐ろしいマネをする気は、ネイティブには起こりません。

それぞれの文に、王はひとりずついます。OKです。

ではサトル君が出くわした文に戻りましょう。

この文の王関係を見てみましょう。この文では 接続詞 as が前のenjoy の王権を停止しています。ということはこの時点で王は後のenjoy しかいません。

もしここで so が後のenjoy の王権を停止してしまうと、全王権停止状態になってしまいます。ネイティブはそんなことをする本能がありません。この文はネイティブ感覚では

この文と同じです。so は王権停止力を発動していません。

こちらも so が王権停止力を発動していません。この文の王がひとりいます。OKです。

今回は

as~,so~

という慣用構文を、ワーグナーミトミの王権停止論で解析しました。もうわけはわからないけど暗記、なんて状態から脱却できましたね。

それでは今回はこれにて。

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