みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は土壇場で医学部受験に舵を切ったため、大変な状況の高校生との授業中に遭遇したケースを、エピソードテーマにお届けします。とにかく日本語訳を通してして英語を学ぶ、という日本古来の悪しき伝統を続けていては、英語力初心者で生涯終了します。日本語訳を通して英語を学ぶことは
椅子を通してシャチの生態を学ぶ
と同じことをしているからです。日本語と英語は椅子とシャチほどもかけ離れている言語なので、これは当然です。
英語しか存在しない英語ネイティブの心の中で、英文がどのように形成されるか
これを知ることが英語学習です。これこそが、唯一無二、前例なし、後の例もなし、一世一代、不世出の英文構造分析学者ワーグナーミトミがお届けしているものです。それでは真実の英語学習の道を行く、エピソード794スタートです。
(注)単語を覚えるのには、日本語が必要です。英英辞典の長いタラタラ説明なんざ、とんと記憶に残りません。
うん、今日も英語学習に前進、前進また前進、のサトル君です。
これが見てる文ですか。
え?この文に気になるところがあるのですか?
know 動詞(王)
has 関係代名詞 which 透明バージョンで動詞停止(王権停止)
spent 過去分詞で動詞停止(王権停止)
という文構造です。別に動詞(王)がふたつあるわけではありません。
それでもやはり気になるところがあるようです。
この文のどこに?
そこでしたか!
これが基本の文です。spend は英語ネイティブの心に
spend much effort the project
のような名詞2連チャンパターンでは浮かびません、give ではないので。途中に前置詞 on が、英語ネイティブの心に浮かびます。これは文法ではありません。spend という単語に固有の語法です。
これが基本コンセプト文です。この基本コンセプト文が、英語ネイティブの口から出ることはありません。理由はワーグナーミトミ英文法を知る英語学習者なら一目瞭然、
動詞がふたつ
あるからです。こりゃだめです、話になりません。英語という言語でこれだけはだめです。英語という言語の所有者、英語ネイティブがやらないからです。
動詞(王)ふたつ問題を解決するため、the project 2号が前に移動しました。この時点で、文の最後が on になっています。
the project 2 号が which に変身、動詞停止力(王権停止力)を発動して動詞(王)をひとつにしました。これにてOKです。
the project 2 号は後ろから移動してきたので、which を透明バージョンにする英語ネイティブもいます。透明バージョンで見えなくても
そこに存在している
ので、動詞停止力(王権停止力)は発動されています。こちらもOKです。
英語学習とは文法学習だけではありません。語法学習も不可欠です。
それでは今回はこれにて。
英語の検索はワーグナーミトミで。