ミトミの 先進研究者大西泰斗氏、阿川イチロヲ氏も踏み込めない領域、完了過去分詞

 

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は現行英文法はもちろん、大西泰斗氏、阿川イチロヲ氏といった現行英文法とはことなる論点をもつ先進英文法研究者の方々も、踏み込みきれない領域、現在完了形をエピソードテーマにお届けします。ワーグナーミトミ地動説英文法が心に去来しはじめたのが、ワーグナーミトミが他の英語講師との連携なしに英語指導をできる環境になった2010年です。その大きな節目になったのが、ある生徒のコメントでした。

「いやー、ミトミコーチの英文法はわかりやすいですねー。で、現在完了形はどっちが動詞なの?」

これが大きく事態が進展していくスタートとなりました。それではまいりましょう、エピソード959スタートです。

ーーーーー

い—一体、何が書かれているのですか?

ああ、端的に言うと、アリストテレスの同心球理論とプトレマイオスの離心円・周転円理論の乖離と、それぞれの欠点の指摘、さらに今用いられているすべての理論において、宇宙全体とその部分に均衡がなくそれぞれ独立した計算で記述され、体系化されていないことに対する異議。そしてこれらの問題の根本原因は、天界における相当数の不規則な運動に起因しているが、それを単純に説明し得るある運動の提示ー

は??

まぁもっと端的に言うと、地球は動いていると書いてある。

~地動説を知ったバデーニがオグジーに語る言葉~

ーーーーーーーー(注1)

さーて、さてさて、本日も英語学習していますね、サトル君。

何か見たようです。

ほうほう、通りすがりのあんちゃんの本性が丸出しになることですな。

これは、過去から現在まで行われている、天動説英文法による文構造の表示です。

must  助動詞

have  助動詞

wanted  本動詞

to divorce  準動詞

という文構造になります。

やはりそこが重大問題です。

これが何よりやっかい。なにしろ高校英語の定番参考書「EVERGREEN] に次の記載があります。

ーーーーーー

現在完了形の have は助動詞なので、否定文は(2)のように haven’t [have not] 、hasn’t [has not] とし、疑問文は(3)のように have [has] を文頭に出して作る。

ーーーーーー(注2)

この説明は

ーーーーーー

英語の助動詞は、Twadell (1960)に従い、次の2種類に分けることができる。

(1)a.  一次助動詞:: be,have,do

~ワーグナーミトミによる中略~

「一次助動詞」(primary auxiliaries) のうち、be は進行形・受動態に用いられ、have は完了形に、do は疑問文・否定文・強調などに用いられる。

ーーーーーーー(注3)

が根本原理になっています。

ワーグナーミトミ地動説英文法でいきます。

must  助動詞(こんなテイスト加えてるだけのカス、ワーグナーミトミ英文法では助動詞なんざ通常は表記しません。今回は例外です。)

助動詞を動詞として尊重することで、英文構造が見えなくなっています。助動詞の細かなテイストの違いは、多くの英文法学者の方々にお任せします。多くの方々が取り組んでいます。ワーグナーミトミはその研究成果を吸収させていただいています。さて

have  動詞 (王)太陽

wanted   過去分詞で動詞停止(王権停止)惑星

divorce  不定詞 to で動詞停止(王権停止)惑星

という文構造です。動詞(王)太陽 は have ひとつだけです。OKです。(25度)

おや、もうひとつ文が出てきますよ。

これが天動説英文法による文構造です。

have  助動詞

been  過去分詞で助動詞

invited   過去分詞で動詞

となります。現行天動説英文法では。

これはわかりにくい。

ワーグナーミトミ地動説英文法でいきます。

have  動詞 (王)太陽

been   過去分詞で動詞停止(王権停止)惑星

invited   過去分詞で動詞停止(王権停止)惑星

という文構造です。

この

状態と動作の区別

を英文法の基準にしている英文法研究者は多いですが、これまた混乱の原因です。この点については、別エピソードで。一度に複数のエピソードは扱いません。

とにかく

あるときは動詞、またあるときは助動詞、またまたあるときは形容詞

なんてやってたら英語を習得できません。

それでは今回はこれにて。(注4)

英語の検索はワーグナーミトミで。

(注1)「チ。ー地球の運動についてー」 第2集 魚豊 小学館 2021年 P142-143

(注2)「EVERGREEN」 桐原書店 2017年 P88

(注3)「現代英文法講義」 安藤貞雄 開拓社 2008年 P161

(注4)2005年の時点で、進行形の~ing を形容詞と見抜いた偉大な先駆者、阿川イチロヲ氏の完了形理論に関しては、別エピソードで。

 

 

 

 

 

 

 

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