ミトミの 英語難民が大量生産されている現状の一大原因、それは受動態の指導にあり

 

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は日本語ネイティブ英語学習者がその英語学習の初期に間違った指導をされるため、その後に重大にして深刻なる悲劇、惨劇に突入していくケースを、エピソードテーマにお届けします。この間違った指導は、今この瞬間もこの国で繰り返されています。まさに悲劇、惨劇の再生産の地獄ループです。

いや、だからこそ前例なき英文法研究者ワーグナーミトミが存在する理由がある。英文法に大混乱させられている迷い人たちよ、ここにお出でなさい。ワーグナーミトミ地動説英文法エピソード1140スタートです。

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(速報)ワーグナーミトミが10ヵ月指導してきた小6女子、全寮制私立中学の少人数英語特待生選抜コースへの入学が決まりました。帰国ではない、まったく普通の小学校生活を送ってきましたが、ワーグナーミトミ地動説英文法を習得、フレーズ暗記にたよる帰国生英語を押しのけ合格です。

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人の考えを根底から変えるこの本も —– 受け入れられる時代かもしれない。

~偶然オグジーの書いた地動説の本を読んだドゥラカ~

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よしっ、今日も前向きに英語学習するサトル君です。

なんだ?なんだ?どうしたってんだ?

ふんふん

そうだ、そうだ、そうなんだよー!これで英語学習してるから英語わかんなくなるの当たり前なんだー!

そうそう、すぐに受動態の文を出して

be+ 過去名詞で受動態

と受動態の授業を始めてしまうんだな、これが。

ワーグナーミトミ地動説英文法バージョンでいきましょう。

基本スタート文です。受動態ではない、能動態の文です。

likes  動詞(王)太陽

という文構造です。あとは冠詞や名詞のザコです。

The boy が  やり物体

the town が  やられ物体

です。主語とか目的語とかいってるより、こちらの表現のほうが、受動態の本質を表しています。この能動態の文の

やられ物体 を前に出す

のが受動態です。

やられ物体 の the town が前に出ました。しかし、やられ物体 を前に出しただけでは、英語ネイティブの方々は受動テイストを感じません。そこで、be を宇宙の彼方から呼んできます。しかーし、このbe は

動詞(王)太陽

だぞー。

be が到着、状況に合わせて is になりました。is も likes も動詞なので

is  動詞(王)太陽

likes  動詞(王)太陽

という文構造になってしまいました。太陽系に太陽がふたつ。あっちっちー、の生存不能状態です。

太陽系に太陽がふたつあることを容認しない英語ネイティブの方々の英語本能は、likes を過去分詞の liked にしてしまいます。もちろん英語本能が勝手にやっているので、いちいち意識なんぞしていませんが。

is  動詞(王)太陽

liked  過去分詞で動詞停止(王権停止)惑星

という文構造です。

過去分詞なんざ

いついかなるケースでも

動詞ではありません。太陽系に太陽がひとつです。生存可能です。

偉大なる英文法研究の先駆者、阿川イチロヲ氏が2005年に発表している通り(注2)

受動態の過去分詞は形容詞

です。そのため

is liked the boy

is happy the boy

と同じ並びと、英語ネイティブの方々は感じます。そこで前置詞がつなぎで、英語ネイティブの方々の心に自然と浮かびます。

この受動態の文が英語ネイティブの方々の心に浮かぶのには、これだけのプロセスがあります。英語ネイティブの方々には英語本能があるので、このプロセスは瞬時に無意識に行われます。しかし、日本語ネイティブ英語学習者は英語本能を所持していません。きちんとこのプロセスの段階を学んでから、受動態の学習を進めなければ

よーわからんけど暗記、文が長くなるとわけわかんなくて英語学習引退

の定番コースに行くだけになります。

直後に やられ物体 が英語ネイティブの方々の心に浮かぶ、いわゆる

他動詞パターン

のときだけ、受動態が英語ネイティブの方々の心に浮かびます。受動態とは

be +過去分詞

は間違いです。こんな指導するから、英語がわかんなくなります。今現在もこっちで英語指導しています。恐ろしい英語習得への殺戮行為です。真実は

be +他動詞の過去分詞

です。

もうひとつの文が出てきました。

comes  動詞(王)太陽

という文構造です。よく見る文です。

ええ!

ない!ない!そういやないです。受動態にするときに前に出す

やられ物体

が存在しません。ないものを前に出せません。前に出すものがないので、受動態が英語ネイティブの方々の心に浮かびません。つまり

受動態が存在しない

わけです。

こちらもよく見る文です。

comes 動詞(王)太陽

という文構造です。

to the town なんて前置詞による追加情報です。文のメンバーではありません。

この文も前に出す やられ物体 が存在しません。ないものを前にだせないので、この文にも受動態が英語ネイティブの方々の心に浮かびません。

どちらのケースであれ、前に出す やられ物体 が存在しないので、受動態が英語ネイティブの方々の心に浮かびません。英語ネイティブの方々の心に浮かばないものは、地球上に存在しません。英語ネイティブではない方々が、勝手に新しいことを始める権限はありません。やっていいのなら、とうの昔にワーグナーミトミが始めています。その権限はありません。

直後に やられ物体 が英語ネイティブの方々の心に浮かばない、いわゆる

自動詞パターン

では、受動態が英語ネイティブの方々の心に浮かびません。

前に出すもんがない

ので、受動態にしようがないわけです。まあこれを意識している英語ネイティブの方々ではないですが。すべては英語本能が

全自動で

やってくれています。

ワーグナーミトミは小学生に指導する際にも、この点をしっかり指導しています。

それでは今回はこれにて。

英語の検索はワーグナーミトミで。

(注1)「チ。ー地球の運動についてー」第6集 魚豊 小学館 2022年 P108

(注2)「英文法のトリセツ とことん攻略編」阿川イチロヲ 株式会社アルク 2005年 P227

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