ミトミの 英語研究の長年の謎 YOU ARE TO BLAME . この謎を地動説英文法が解明する

 

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回は長年の英語研究の謎、BE TO BLAME に関して、ワーグナーミトミ独自の解析を公開します。現行の天動説英文法において長年の謎、もう慣用的にこう、という存在の BE TO BLAME です。ではワーグナーミトミの地動説英文法ではどうなるのか?全世界が固唾をのんで注目!エピソード1002スタートです。

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確かに君はウチで一番博学だ。恐らく私よりもな。しかし思慮深さは皆無だ。

思慮深くてはダメなんですよ。修道院長。そんなヤワな姿勢じゃ時代に埋もれて終わる。利口ではいざという時掴みきれない。

掴む?何を。

私がずっと待っている、私を特別にする瞬間。私を偉大にする瞬間。私が歴史を動かす瞬間ですよ。

~修道院長に自らの存在意義を語るバデー二~

ーーーーーーーーーー(注1)

(速報)連絡が遅れていたワーグナーミトミ指導の女子高生、英検準1級2次面接合格との連絡あり。この生徒はまったくスピーキングを学んだことが皆無で話すのは大変でしたが、地動説英文法の動詞停止力(王権停止力)をスピーキングに生かし見事に難関突破しました。これにてワーグナーミトミが面接指導した高校生は全員英検準1級2次面接合格です。

ほやっ、今日も英語学習しているサトル君です。

何か見たようです。

この文ですか。

これにはけっこうでくわします。通常は、この文は慣用的にこうである、と説明されています。

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The driver was to blame for the accident.

(その事故は運転手の責任だった)

* blame は「とがめる」という意味の他動詞だから、 to be blamed になるべきであるが、慣用的にto blame が形容詞のように感じられるので、この形になっている。to be blamed としてもよいが、かえって形式ばった感じになる。

ーーーーーーーーーー(注2)

「真・英文法大全」の著者である関正生氏は

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You are to blame.

君が悪い。  be to blame 「責任がある」という熟語

厳密に考えれば「君が非難される」という受動関係ですが、慣用的に能動(blame) のままで使われます。

~ワーグナーミトミによる中略~

この熟語が使われ始めた1000年ほど前は受動態の概念が希薄だったため、能動・受動の区別をしなかったのではないかと思われます。辞書によっては「be to be blamed でも可」とありますが、実際にその形を見ることは多分一生ないと思います。

ーーーーーーーーーー(注3)

と自らの説を述べています。

さて

さてさて、ここで

通りすがりのあんちゃん、閃いたようです。何がこの異次元の英文構造解析脳を持つ通りすがりのあんちゃんに閃いたのか?見てみましょう。

これがスタート文です。

are   動詞(王)太陽

という文構造です。後は名詞や冠詞のザコです。もちろん 動詞(王)太陽 はひとつ、文法的に正しい文です。でもなんか情報が少ないですな。

追加情報が来ました。

are   動詞(王)太陽

blame  動詞(王)太陽

という文構造です。太陽系に太陽ふたつ、人体に心臓ふたつ、という異常極まる文構造です。こりゃまずい、の焦熱地獄、血管破裂、の危機です。

異常極まる危機的文構造を脱却するため、the person が追加情報の中を前へ移動です。これにて変身準備完了。

関係代名詞 whom に変身、動詞停止力(王権停止力)発動です。

are   動詞(王)太陽

blame  関係代名詞 whom で動詞停止(王権停止)惑星

という文構造になりました。太陽系に太陽ひとつ、人体に心臓ひとつ、OKです。

お、whom が透明バージョンになりました。透明で見えなくても、聞こえなくても、英語ネイティブ同士は

the person we

の the person と we の間に関係代名詞 whom が

透明バージョンで存在(注4)

していることは、生まれつきの無意識の英語本能でわかってしまいます。こちらでもOKです。ワンパターン嫌いの英語ネイティブの方々です。

おおっと、正体不明、謎のネイティブ男の乱入です。ひさびさ~。whom の見えるバージョンも透明バージョンもイヤだそうです。ホント、ワンパターン嫌ですな。

関係代名詞 whom が消失。もうそこに空気しかありません。空気から動詞停止力(王権停止力)は出ません。動詞(王)太陽 2つ状態に逆もどりだー。これはまずい。

動詞停止力(王権停止力)を持つ、不定詞 to が飛来してきてくれました。

are   動詞(王)太陽

blame  不定詞 to で動詞停止(王権停止)惑星

という太陽系に太陽ひとつ、人体に心臓ひとつ、の正常な文構造に戻りました。よかつた。

ほっと一息つくと、こんな文のど真ん中に we がいるのがイヤになります。us になります。

person us

のぶっ続けが気にいりません。つなぎに for が飛来します。

後ろが 不定詞 to による動詞停止(王権停止)になってしまうと、テイスト味付けしてるだけ、助動詞ごときの should なんぞ、見えなくても聞こえなくてもかまわん、ということで透明バージョンになります。(注5)

for us は見えなくても聞こえなくても、英語ネイティブ同士わかるぞ

という英語ネイティブが共有する英語本能で透明バージョンになります。

この the person も見えなくても聞こえなくても、英語ネイティブ同士わかるぞ

というこれまた英語ネイティブ同士が共有する英語本能で透明バージョンになります。ゴール。

それでは最後に

よく見るこの文の形成過程を連続でいきましょう。

長年の謎、

be to blame

の形成過程です。このような解析をできるのは、地球上にただ一人、動詞停止力(王権停止力)を発見した地動説英文法の開祖、ワーグナーミトミだけです。

それでは今回はこれにて。

英語の検索はワーグナーミトミで。

(注1)「チ。ー地球の運動についてー」第2集 魚豊 小学館 2021年 P111-112

(注2)「ロイヤル英文法」改訂版 綿貫陽 宮川幸久 須貝猛敏 高松尚弘 マーク・ピーターセン 旺文社 P471

(注3)「真・英文法大全」関正生 株式会社KADOKAWA 2022年 P719

(注4)天動説英文法ではこれを「省略」としてしまいます。すべては動詞停止力(王権停止力)を知らずに英文構造を分析しているからです。この「省略」により、ひとつの文に動詞が多数存在する、複雑怪奇、魑魅魍魎の文構造になってしまいます。

(注5)天動説英文法ではテイストを加えているだけの調味料でしかない助動詞を、動詞の一員のように丁重に尊重します。このためさらに動詞の数が増加、ますます複雑怪奇、魑魅魍魎の度合いがひどくなり、もはや阿鼻叫喚の地獄絵図となります。助動詞を動詞として教え込まれ、刷り込まれている生徒は助動詞の呪縛からの脱却に苦労してしまいます。

天動説英文法の範囲ではありますが先進的研究者である大西秦斗氏、関正生氏も助動詞のテイスト分類、分析に走ってしまっています。それも意味あることですが、英文構造の骨格の研究ではありません。

 

 

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