ミトミの TOEIC によく出てくる謎の表現を初検証する

みなさんこんにちは、英語英会話コーチのワーグナーミトミです。今回はかつてのように日本人が受験後に英語学習引退できなくなった原因、TOEIC に頻出してくる文がエピソードテーマです。受験終了が英語学習終了、そんな時代が存在していました。そんな時代を終焉させてしまったのが、TOEIC です。ワーグナーミトミも大学生に TOEIC を指導するのが当たり前の日々になっています。ビジネスシーンの英語なので、ビジネス実体験がない大学生には大変ですが、そんなこと言ってられない状況です。ただやはりビジネスシーンの英語なので、「んん?コリャなんだ?」という表現も登場します。そんな表現の中でも特に頻出するものが今回のエピソード406のテーマです。では始めます。

本日も英語学習続行、のサトル君です。

妙な事態に出くわしましたな。

これが見てる文ですか。たしかに妙です。

これが王関係です。王権停止されてる

やられカスの3 (過去分詞ではないです、カスの3です)

で文が始まっています。

倒置ですか。これはこの文の形成過程を検証してみましょう。

これがスタートの基本文です。

こちらがもうひとつの基本文です。

同じ物体が合体しました。この合体の時、the booklet の後ろについてる on tourist attractions もネイティブは連れていきます。長いので後ろについてますが、形容詞 good と同じ物体形容機能なので分離はさせません。

the good booklet

the booklet on tourist attractions

両方とも物体を形容しています。物体と離してバラバラにはしません。

このままでは同じ物体が合体して2文が1文になったため、王がふたりです。

ふたつめの the booklet on tourist attractions を which に変身させて、王権停止力を与えます。王はひとりになりました。これでOKです。

たしかに王の後ろは enclosed 1語だけです。もちろんこのままでもいいのですが、ネイティブは短い王の後ろと長い王の前という状態を見慣れた状態にしたくなって、倒置という一捻りをしたりします。

この並びなら出だしの次に王が来る、よくある定番パターンです。よくある定番パターンにしたくなるネイティブ心理です。やろうと思ってから意識的にやるのではなく、無意識にやってるだけですが。

今回は TOEIC に頻出する表現の検証でした。今回のエピソードで出てきた

倒置

分離

というテーマは今後さらに取り上げていきます。

それでは今回はこれにて。

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